自己主張が下手な日本人

今読んでいるとある著書の中で自己主張に関して、日本人は総じて下手ということが書かれていた。

私も自己主張は苦手だが、必要最低限認めてもらいたいという願望はあるのでそれなりに自己主張はする。

週末に仕事が入ってしまったため、本日急遽代休をいただくことになったが、そんな中、普段なかなか顔を見せない社内の重役が所用で私の部署に来るということがこちらも急遽わかった。

何かにつけてケチをつける方なので、私がいないとなると、「ズル休みしている」と他の者に言うことは容易に想像できる。

だからと言ってこちらとしては、休みを返上する気はない。

同じ部署の後輩に、自分が休みである理由や自分が取り組んでいる仕事内容の進行状況を伝えて休むことを決め込んだ。

ただ、私としては何かスッキリしない。他人の力を使って「自分はちゃんと仕事をしています!」とアピールしているみたいだ。

「こう聞かれたら、こう答えてね」などと答えまで用意していたのは、自分が何か姑息なことをしているような感じもする。

しかし、自己主張をしないとただ単に評価を下げるだけである。

著書の中では、「世の中は不平等にできている」とか「理不尽な出来事は当たり前」などということが書かれているが正しくそのとおりだろう。

自分の都合の良いときに上司が現れて、都合よく自己主張ができる時間をもらえるとか、自分の思い通りの評価を得られるなんてことは稀だ。

不平等や理不尽と向き合うとき、自分はどんな立ち振る舞いをすれば良いだろうか。

冷静に対処するには、強い心が必要なのか、それとも慣れなのか。

過去にメンタルをコントロールするための著書をいろいろと読み漁ってきたが、なかなか実践できていない。

自己主張も大切だが、どんな理不尽にも心を乱さない強いメンタルを身に着けたい。